医局NEWS

当科を中心とした研究グループによる研究成果について都内で記者説明会を開催しました

2018.07.02

  • 当科の角田洋一助教らの研究グループは、炎症性腸疾患などの治療におけるチオプリン製剤の重篤な副作用を予測する、日本人に最も適切な遺伝的マーカーを探索するため、全国32施設による多施設共同研究にて収集された2,630人の炎症性腸疾患の患者DNAを解析し、NUDT15(Nudix Hydrolase 15)遺伝子のコドン139が最も適切な遺伝的マーカーであることを示しました。 
  • この成果は科学雑誌『Journal of Gastroenterology』に掲載されるのに先立ち、オンライン版(6月19日)に公開されています。
  • また、その成果を実臨床で活用するため、NUDT15遺伝子のコドン139の遺伝子多型を検出するキット(製品名:MEBRIGHT NUDT15 キット)を株式会社医学生物学研究所と共同開発し、世界で初めて体外診断用医薬品として製造販売承認(平成30年4月6日)を取得した。本キットの発売は本日の予定です。本研究は国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)のゲノム創薬基盤推進研究事業「チオプリン不耐例を判別するNUDT15 R139C遺伝子多型検査キットの開発を軸とした炎症性腸疾患におけるゲノム実用化フレームワークの確立」(以下、本研究課題)において行われました。
  • 上記について、2018年6月29日に東京都内で記者説明会を行いました。
    ​詳細は以下のプレスリリース、各社記事等を参照してください。

 

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