本研究では、慢性膵炎患者において病期進行とともにapoA2-iインデックス陽性例の割合が増加し、プロセシング型が過剰型から低型へ推移することを確認しました。ApoA2-iインデックス陽性例では栄養状態不良や膵外分泌機能障害を示唆する臨床所見を呈しており、CTでは膵実質の菲薄化や主膵管拡張が認められ、ApoA2-iインデックスが膵外分泌機能障害の代替指標となり得る可能性を報告しました(阿部・松本)。
 
 
Alteration of Apolipoprotein A2 Isoforms is Associated with the Progression of Chronic Pancreatitis.
 
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40856765/
 
Pancreas. 2025 Aug 26. doi: 10.1097/MPA.0000000000002559. Online ahead of print.
PMID: 40856765