医局NEWS

田邊瑞樹先生らによる短期間に形態変化を呈した食道神経内分泌癌(NEC)についての症例報告がInternal Medicineに掲載されました

2024.11.06

食道神経内分泌癌(NEC)の多くは、進行した状態で発見され、根治的治療ができず、予後不良な転機をたどるとされています。本症例は、他疾患の定期内視鏡フォロー中に、下部食道に偶発的に生じた粘膜下腫瘍様病変を食道NECと診断できたため、根治的治療(外科的切除+補助化学療法)に結びつけることができましたので、症例報告といたしました。本論文では、希少な表在型食道NECの内視鏡所見の特徴および経時的変化を報告しました。早期発見・早期診断がこの疾患の治療において重要ですが、早期段階での内視鏡所見の報告がほとんどありません。臨床的意義のある症例報告と思います。(田邊・齊藤・宇野)
 
A Case of Superficial Esophageal Neuroendocrine Carcinoma with Marked Morphological Changes in a Short Period
 
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39496452/
 
Intern Med. 2024 Nov 1. doi: 10.2169/internalmedicine.4344-24. Online ahead of print.
 
PMID:39496452

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