医局NEWS

高橋 早友未先生による妊娠中の炎症性腸疾患患者における薬剤処方に関する論文がJ Gastroenterol Hepatol誌に掲載されました

2024.03.29

炎症性腸疾患は若年患者が罹患することが多く、妊娠・出産に関して様々な問題があります。妊娠中も良好な疾患コントロールを維持することが重要ですが、薬剤の胎児への影響を心配し、不安から治療を中断することもあります。本研究では、国内のレセプトデータを活用し日本における妊娠中のIBD患者に対する薬剤処方の実態を調査し、主要な先天奇形との関連について検討しました。各種薬剤の妊娠期間中の処方実態が明らかになったほか、妊娠初期のIBD治療薬の使用による主要な先天奇形のリスク増加がないことを明らかにしました。(角田)

Prescribing in pregnant women with inflammatory bowel disease and its relationship to congenital malformations in Japan.
Takahashi S, Kakuta Y, Obara T, Ishikawa T, Nagai H, Shimoyama Y, Naito T, Moroi R, Shiga H, Mano N, Kinouchi Y, Masamune A.
J Gastroenterol Hepatol. 2024 Mar 27. doi: 10.1111/jgh.16549. Online ahead of print.
PMID: 38538533
 

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