当科では現在、臨床研究として小腸、大腸の消化管狭窄に対しradial incision and cutting (RIC)法を用いた内視鏡的切開拡張術を行っています。その中でも小腸RICはバルーン式小腸内視鏡を用いるために、本邦で承認・販売されている通常の電気メスでは有効長が足りないという問題があります。本研究では富士フィルム社の協力の下、海外のみで販売されているFlushKnife BTS long typeを用い、特定臨床研究として小腸RICを行っております。本論文はそのプロトコル論文となります。今後、症例数を蓄積し報告したいと考えております。(諸井)

A pilot study investigating the safety and feasibility of endoscopic dilation using a radial incision and cutting technique for benign strictures of the small intestine: a study protocol.