医局NEWS

正宗教授らが札幌医大仲瀬裕志教授らと行った、自己免疫性膵炎の維持療法としてのチオプリン製剤の有用性に関する論文がJ Gastroeneterol誌に掲載されました

2021.08.25

自己免疫性膵炎に対してステロイド治療が行われていますが、長期投与による副作用の問題やステロイド依存性を示す症例の存在が指摘されていました。このたび正宗教授が消化器疾患分科会長を務める厚生労働省「IgG4関連疾患の診断基準並びに診療指針の確立を目指す研究」班では、札幌医科大学消化器内科学講座の仲瀬裕志教授らを中心に、自己免疫性膵炎の維持療法としてのチオプリン製剤の有用性に関するシステマティックレビュー・メタ解析を行い、その臨床的有用性を示しました。現時点では保険収載されていませんが、今後の展開が期待されます。


The clinical efficacy of azathioprine as maintenance treatment for autoimmune pancreatitis: a systematic review and meta-analysis

J Gastroenterol2021 Aug 24. doi: 10.1007/s00535-021-01817-9.
 

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