医局NEWS

阿部寛子先生によるLVAD術後患者における虚血性十二指腸穿通例の報告がClin J Gastroenterol誌に掲載されました

2021.03.26

拡張型心筋症に対する補助人工心臓植え込み術(LVAD)は普及しておりますが、LVAD術後の消化管出血の発症頻度は9.3~23%と比較的高率です。その出血源として、十二指腸はまれで、さらに、穿通をきたした症例報告はありません。今回、LVAD術後患者にみとめられた虚血性十二指腸穿通の1例を経験しました。総合外科・心臓血管外科との円滑な連携により救命しえた症例で、本症例の発症機序や治療方針の選択についても考察し、報告させていただきました。(阿部・宇野)


https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33763820/

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