2021.03.24
サルコペニアは全身性の筋肉量・筋力の低下によって特徴づけられる症候群で、肝硬変・肝癌の予後を悪化させます。本研究では、肝癌再発過程における筋肉量の変化と血中分枝鎖アミノ酸(BCAA)の変化量に相関関係を認め、肝硬変進行例においてBCAA製剤が筋量低下を抑制していることを示しました。肝癌患者におけるサルコペニアの予防・QOLや予後の改善に寄与することが期待されます。(佐野)https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33745507/