2021.03.23
佐野晃俊先生、嘉数英二先生による脂肪肝に関連する遊離アミノ酸不均衡と酸化ストレス応答に関する論文がHepatology誌に掲載されました
脂肪肝に関与する遊離アミノ酸不均衡と酸化ストレス応答について報告しました。脂肪肝モデルマウスでは門脈血中の遊離アミノ酸不均衡が存在することがメタボローム解析より明らかになりました。このうちメチオニン・チロシンの低下がフマル酸代謝・酸化ストレス応答機構(Keap1-Nrf2システム)を介して肝細胞からの脂質放出を抑制することを示しました。今回の発見により遊離アミノ酸、フマル酸代謝がKeap1-Nrf2システムを介した脂肪肝の新規治療ターゲットとなることが期待されます。(佐野)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33724516/
プレスリリース文
東北大学 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2021/03/press20210323-01-amino.html
東北大学医学部 https://www.med.tohoku.ac.jp/news/4635.html
東北大学病院 https://www.hosp.tohoku.ac.jp/release/press/28767.html