東北大学 消化器内科

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尾形洋平先生らによる、治療歴のある十二指腸腫瘍に対するESDの治療成績に関する論文がGastrointestinal Endoscopy誌に掲載されました

2026.10.03

十二指腸の表在性非乳頭部上皮性腫瘍(SNADETs)に対しては、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)が確立してきておりますが、過去に内視鏡治療を受けた病変に対するESDの有効性や安全性については十分なデータがありませんでした。現在、留学中のMemorial Sloan Kettering Cancer Centerでは、他院でEMRなどを受け、不完全切除となった病変に対しESDを施行している症例が多く、こうした既治療病変と未治療病変の治療成績を比較しました。その結果、既治療病変に対するESDは未治療病変と比較して短期成績に大きな差を認めず、一方、遺残病変が多い傾向がありましたが、追加治療を行うことで最終的には良好な治療成績が得られることが示されました。

本研究は、留学という機会があったからこそ形にすることができたものと思います。このような貴重な機会をいただきましたことに、正宗教授をはじめとする医局員の先生方、留学先の先生方に、この場を借りて心より御礼申し上げます。(尾形洋平)

 

Clinical outcomes of endoscopic submucosal dissection for previously treated superficial non-ampullary duodenal epithelial tumors.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42815696/

 

Gastrointest Endosc. 2026 Sep 30:S0016-5107(26)07106-3.

 doi: 10.1016/j.gie.2026.09.038. Online ahead of print.

PMID: 42815696 

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