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2026.09.25
クロンカイト・カナダ症候群(Cronkhite-Canada Syndrome:CCS)は、消化管に多数のポリープが生じるとともに、脱毛や爪の変化、皮膚の色素沈着などの外胚葉異常を特徴とする、まれな非遺伝性疾患です。発症には免疫反応の異常が関与すると考えられていますが、その詳しいメカニズムは明らかになっていません。
今回私たちは、CCSの経過中に原発性皮膚性末梢T細胞リンパ腫(primary cutaneous peripheral T-cell lymphoma:PC-PTCL)および膜性腎症を合併した症例を報告しました。PC-PTCLは局所ステロイド療法と光線療法により改善し、CCSと膜性腎症についてもステロイド療法によって寛解が維持されました。
本症例は、CCSにPC-PTCLを合併した初めての報告であり、CCS、PC-PTCL、膜性腎症の発症に共通する免疫学的な背景が存在する可能性を示す、興味深い症例です。
今後もCCSに関連する症例を蓄積し、その発症メカニズムや病態の解明につながる知見を積み重ねていきたいと考えています。(木曽康平、下山雄丞)
Cronkhite-Canada Syndrome Associated with Primary Cutaneous Peripheral T-cell Lymphoma and Membranous Nephropathy: A Case Report
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42778376/
Intern Med. 2026 Sep 22.
doi: 10.2169/internalmedicine.7143-26. Online ahead of print.
PMID: 42778376