東北大学 消化器内科

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小笠原かな子先生らによるHIV感染症を合併した潰瘍性大腸炎症例に関する症例報告が、Internal Medicine誌に掲載されました

2026.07.05

潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis:UC)の治療には免疫を調節する薬剤が広く用いられていますが、HIV感染症を合併した患者に対する治療方針については、一定の見解が得られていません。我々は、UCの経過中にHIV感染症が判明し、抗レトロウイルス療法(Antiretroviral Therapy:ART)を開始した後、追加の免疫抑制治療を行うことなく潰瘍性大腸炎の寛解が長期間維持された症例を報告しました。本症例は、HIV感染に伴う免疫環境の変化やARTによる免疫再構築が、潰瘍性大腸炎の病態に影響を及ぼす可能性を示唆する興味深い症例です。今後も同様の症例を蓄積し、HIV感染症と炎症性腸疾患との関連についてさらなる知見を蓄積していきたいと考えています。(小笠原かな子、内藤健夫)

 

Sustained Remission of Ulcerative Colitis Achieved Following Antiretroviral Therapy in an HIV-Infected Patient: A Case Report 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42366033/

Intern Med. 2026 Jun 27.

doi: 10.2169/internalmedicine.6746-25. Online ahead of print.

PMID 42366033

 

 

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