東北大学 消化器内科

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小笠原光矢先生らによる食道胃接合部腺癌の進展におけるdysbiosisの関与に関する論文がAmerican Journal of Physiology-Gastrointestinal and Liver Physiology誌に掲載されました

2026.05.26

抗生剤の投与はヒト食道胃接合部腺癌のリスクを増加させる可能性が報告されましたが、その機序は不明です。我々の研究チームは食道胃接合部腺癌発癌進展におけるdysbiosisの関与の可能性を動物モデルで検討してきました。昨年、高脂肪食および酸性胆汁塩の経口投与が食道胃接合部腫瘍を増大させる機序を報告しました(AJP-GI 2025)。このモデルに抗生剤を併用すると、腫瘍がさらに増大し、dysbiosis増悪が食道胃接合部腫瘍の腫瘍微小環境において腫瘍免疫回避を介して腫瘍進展を促進させる可能性を明らかとしました。近年、罹患数が増加している食道胃接合部腫瘍に対する新たな予防方法・治療戦略への応用を目指して、今後も研究を進めてまいります。 (小笠原光矢、宇野要、田邊瑞樹)

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42173516/

Antibiotics treatment promotes squamocolumnar junction tumor progression via tumor immune evasion in K19-Wnt1/C2mE mice fed high-fat diet and acidic bile salts.

 

Am J Physiol Gastrointest Liver Physiol. 2026 May 22.

doi: 10.1152/ajpgi.00056.2026.

PMID: 42173516

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