東北大学 消化器内科

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諸井林太郎先生による本邦レセプトデータを用いた新規発症クローン病の治療実態についての論文がJMA journalに掲載されました

2026.02.15

クローン病治療に生物学的製剤が使用されるようになり治療戦略が大きく変わってきましたが、そのTop-downやStep-upをどちらを優先で用いるかといった治療実態などいまだ不明な点も多くあります。本研究はDeSCヘルスケア株式会社の匿名化されたレセプトデータを用い、本邦の新規発症クローン病(CD)患者の診療実態や発症年齢による治療法の違い・長期予後を比較・解析しました。

CD患者全体ではTop-downとStep-upの割合は程同じでしたが、高齢発症CD群では他の年齢群と比べてStep-up治療を用いている割合が高く、逆に小児発症CD群ではTop-down治療を用いていた割合が高いという結果でした。本邦のCD診療は患者の発症年齢や全身状態などを考慮して治療法を選択している実態が明らかとなりました。(諸井)

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41676845/

 

Long-Term Outcomes and Therapeutic Strategies for Newly Diagnosed Crohn’s Disease in the Biologic Era: A Nationwide Claims-Based Study from Japan

 

JMA J . 2026 Jan 15;9(1):234-243.

PMID: 41676845

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