東北大学 消化器内科

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正宗淳教授が主導した TRPV6 関連膵炎に関する国際多施設共同研究の論文が、Journal of Gastroenterology 誌に掲載されました

2025.11.19

慢性膵炎は、飲酒や喫煙といった環境因子に加え、体質、すなわち遺伝的背景が関与して発症する疾患です。正宗淳教授らは2020年、膵臓に高発現するカルシウムチャネルをコードする transient receptor potential cation channel subfamily V member 6(TRPV6) が、新たな膵炎関連遺伝子であることを世界で初めて報告しました。

今回、正宗教授は、日本、フランス、ドイツ、中国、ポーランド、インドとの国際多施設共同研究を主導し、TRPV6関連膵炎患者94例の臨床像を明らかにしました。さらに、膵臓において正常な TRPV6 を発現しない遺伝子改変マウスを用いた検討により、TRPV6 が急性膵炎および慢性膵炎に対して防御的に働くことを示しました。

これらの成果により、TRPV6 を標的とした新規膵炎治療法の開発が期待されます。

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41247519/

TRPV6-related pancreatitis: natural history and the impact of the pancreas-specific deletion on pancreatitis in mice

J Gastroenterol. 2025 Nov 17.

doi: 10.1007/s00535-025-02323-y. Online ahead of print.

PMID: 41247519

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