医局NEWS

中野健先生(現・十和田市立中央病院)のIBD患者のTCRレパトアに関する論文がJGH OPEN誌に掲載されました

2020.08.19

炎症性腸疾患患者の腸管の粘膜内のT細胞について、その多彩なT細胞レセプターの集団(TCRレパトア)について解析しています。その結果、健常人の末梢血のTCRレパトアに比較して、IBD患者の腸管粘膜および末梢血でのTCRレパトアの多様性は低下していることが確認されました。また、クローン病のTCRレパトアは、腸管よりも末梢血でより多様性が著しく低下していることも新たに明らかになり、クローン病患者の末梢血のレパトアを調べることで治療や病態などの解析に有用な可能性があります。(角田)

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32782948/

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