2020.07.18
正宗淳教授、菊田和宏先生らは日本膵臓学会主導で、2016年に全国の病院を受療した慢性膵炎、早期慢性膵炎症例の全国疫学調査を行い、わが国における推計受療患者数などの現状を明らかにしました。さらに、2019年末に改訂された慢性膵炎臨床診断基準2019を用いて、2009年診断基準で早期慢性膵炎と診断された患者さんの診断変化を検討し、その診断特異性が向上することを明らかにしました。新しい診断基準に基づく早期発見、早期医療介入による慢性膵炎患者さんの予後改善が期待されます。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32676800/