医局NEWS

中村琢也先生の論文がVirus Gene誌に掲載されました

2020.05.28

B型肝炎ウイルス感染において、ウイルスの遺伝子型の違いによって肝炎の進行に差がある理由はこれまで十分解明されていませんでした。本研究では培養細胞内でHBVゲノムのメチル化を再現するモデルを用いて検討を行い、メチル化がウイルス蛋白発現に与える影響が遺伝子型によって異なっていることを明らかにしました。HBe抗原のセロコンバージョンの機序にもメチル化が影響している可能性が示唆され、B型肝炎の病態理解を深めることができました。論文の修正に時間を要しましたが、中村先生の頑張りで掲載に至りました。(井上)

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32361814


 

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