医局NEWS

漆山みき先生らによるレセプトデータを用いた本邦小児IBD診療に関する論文がJGH openに掲載されました

2025.05.19

 
本研究はDPCデータを用いて、直近10年間の本邦の小児IBD診療実態、およびその経時的推移を解析したものとなります。小児IBD診療において生物学的製剤やカプセル内視鏡といった新規治療、身体的負担の少ない検査が経時的に増加しており、それとは逆にTPNや血球成分除去療法といった身体的負担が高めの処置は減少傾向にあること、小児潰瘍性大腸炎に関しては手術率も低下傾向にあることが明らかとなりました。
本研究の結果は、今後の本邦の小児IBD診療に役立つことが期待されます。漆山先生、お疲れ様でした。(諸井)
 
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40375856/
 
 
Evolving Trends in Pediatric Inflammatory Bowel Disease Management in Japan: A Decade of Nationwide Data.
 
JGH Open. 2025 May 14;9(5):e70175. doi: 10.1002/jgh3.70175. eCollection 2025 May.
PMID: 40375856

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