医局NEWS

八田和久先生らの同時性胃癌リスク分類に関する論文がJournal of Gastroenterology and Hepatology誌に掲載されました

2024.04.19

多機関共同前向きコホート研究(東北GI study)の一環として本研究解析が行われました。早期胃癌患者内視鏡治療では多発胃癌が問題となりますが、今回は喫煙、萎縮性胃炎の他にアルコール関連遺伝子ALDH2、ADH1Bの遺伝子多型が同時性胃癌リスクと関連していることを明らかにし、これらからなる新たな同時性胃癌リスク分類を作成しました。内視鏡を行わずに採血と喫煙歴のみでリスク分類ができる点が大きな強みであり、今後これに基づいたスクリーニングも可能かと考えております。本研究は、東北大学と関連病院の計22施設の先生方と共同で行った研究です。ご尽力いただいた先生方、本当にありがとうございました。(八田)
 
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38628101/
 
Risk stratification of synchronous gastric cancers including alcohol-related genetic polymorphisms.
 
J Gastroenterol Hepatol. 2024 Apr 16. doi: 10.1111/jgh.16570. Online ahead of print.
PMID: 38628101

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