医局NEWS

角田洋一先生による炎症性腸疾患の遺伝子解析に関する総説がDigestion誌に掲載されました

2022.11.03

クローン病や潰瘍性大腸炎といった炎症性腸疾患は、その発症に遺伝的背景があることがわかっています。遺伝的な問題による影響は人によってさまざまで、非常に遺伝的な要素が強い炎症性腸疾患の患者さんもいれば、環境要因による影響がつよい患者さんもいることがわかっています。最近では、生まれながらに持って生まれた炎症性腸疾患になりやすい体質だけではなく、生まれた後でおこる遺伝子の異常がクローン病の発症にかかわっている可能性もわかってきました。これまでの遺伝子解析の歴史から最近の知見、そして将来の遺伝子解析の可能性について解説しました。(角田)

Current Status and Future Prospects of Inflammatory Bowel Disease Genetics.

Kakuta Y, Naito T, Kinouchi Y, Masamune A.Digestion. 2022 Nov 2:1-9. doi: 10.1159/000527340. Online ahead of print.PMID: 36323245 Review.

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