ガストリノーマは微小な腫瘍でも高ガストリン血症を来し、多発性潰瘍や逆流性食道炎、食道狭窄を引き起こすことがあるとされています。今回、腫瘍径が非常に小さく内視鏡検査での指摘が困難であり、SASIテストが局在診断に有用であった1例を経験しました。食道狭窄に対する内視鏡的バルーン拡張術、ガストリノーマの早期診断についても考察し報告させていただきました。（草野・宇野）
 
A case of refractory esophageal stricture due to occult gastrinoma of the duodenum | SpringerLink