医局NEWS

織内優好先生が 第18回日韓H. pyloriジョイント・シンポジウム Young investigator award を受賞されました

2022.06.27

上部消化管グループの織内優好先生が第18回日韓H. pyloriジョイント・シンポジウム で、Young investigator award(YIA)を受賞されました。おめでとうございます。

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Helicobacter pylori 除菌療法が一般化していますが、昨今は除菌療法成功後に発見される胃癌(「除菌後胃癌」)症例を多く経験します。
H.pylori除菌療法後の胃酸分泌能の変化により、胃液pHが変化し、口腔内細菌の胃発癌との関連性が示唆されています。
そこで、歯周病菌として代表的なグラム陰性Porphyromonas gingivalis (Pg.) 菌体成分リポ多糖(lipopolysaccharide: LPS)が口腔内から嚥下され、胃粘膜組織に慢性的な刺激が加わることで胃粘膜バリア傷害が遷延し、慢性炎症に伴う炎症性発癌が惹起される可能性を想定しました。グラム陰性歯周病菌Pg. の炎症性胃発癌機序への関与を分子生物学的に明らかにすることを目的に本研究を行いました。

ご指導いただきました、小池智幸先生、宇野要先生、諸先生方に厚く御礼申し上げます。(織内)


織内先生と宇野先生


織内先生と小池先生

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