医局NEWS

鈴木郁先生によるメサラジン不耐症の遺伝的背景の検討とその予測モデルに関するMENDEL Studyのサブ解析論文がInflamm Bowel Dis誌に掲載されました

2021.01.28

メサラジン製剤は炎症性腸疾患、とくに潰瘍性大腸炎における重要な治療薬ですが、数パーセントの患者さんで高熱や下痢の悪化といった副作用(メサラジンアレルギーなどと呼ばれる)が発生します。このようなメサラジンでの治療ができない不耐症患者が、なぜこのような症状に至るかはよくわかっていません。本研究では、この高熱や下痢の副作用には、一部に遺伝的な要因があることを明らかにし、そのような患者を予測するポリジェニックリスクスコアを用いたモデル構築を行いました。(角田)

Genetic Background of Mesalamine-induced Fever and Diarrhea in Japanese Patients with Inflammatory Bowel Disease. 

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